
企業のデータ管理や業務システムのクラウド化が当たり前となった今
クラウドサービスを提供する業者は年々増え続けています。
一方で
「どのクラウドストレージを選べばいいのか分からない」
「料金体系やセキュリティが複雑で比較しにくい」
といった声も多く聞かれます
実際、クラウドサービスにはそれぞれ強み・弱みがあり
自社の規模や利用目的によって最適な選択肢は大きく変わります。
コストだけでなく、セキュリティ体制、サポート内容、管理のしやすさなど
複数の観点から比較検討することが重要です。
この記事では、クラウドストレージの特徴をわかりやすく整理し
ポイントを比較します。
「これからクラウドを導入したい」「乗り換えを検討している」という方は
ぜひ参考にしてください。
Contents
よく利用されているクラウドストレージ10選
Win-Get! CLOUD TENMA

Win-Get! CLOUD TENMAは、株式会社リプラスが提供する法人向けクラウドストレージです。
単なるファイル保管ではなく、NASとの連携・BCP対策・訪問サポートなど中小企業のクラウド活用を
「運用まで含めて支援する点」に強みがあります。
| 運営会社 | 株式会社リプラス |
| URL | https://www.cloud-tenma.com/ |
| 問合せ電話番号 | 0120-703-845 |
| セキュリティ | 保存時暗号化 |
| サポート体制 | 電話/メール/チャット/リモートサポート/出張訪問サポート |
| 操作ログ / 監査機能 | 操作ログ詳細・証跡提出が容易 |
| 初期費用 | なし |
| 対応システム | Windows / Mac / iOS / Android / Web |
| 課金体制 | 契約容量で課金(ユーザは無制限) |
メリット
- 国内運営で法的リスクが少なく安心
- BCP対策としてNAS+クラウド構成に最適
- サポート体制が手厚く、IT担当者がいなくても導入・運用できる
- 出張訪問サポートから遠隔サポートまで多様なサポート体制を実施
- 画像変更もできるので、オリジナルクラウドとして使用可能
- ユーザは無制限に作成可能
- 権限設定も細かく設定可能
デメリット
- グローバル展開、膨大なワークロード、複雑なクラウドネイティブ構成を
求める場合には、他の大手クラウドの方が適していることがあります。 - 料金プラン・スケーラビリティ(将来的な拡張性)などを他社と
比較する際には、契約条件や拡張オプションをしっかり確認する必要があります。
Google Drive

Google Drive は、Google Workspace と連携して利用できるクラウドストレージです。
共有や共同編集がしやすく、社内外での情報共有をスムーズにします。
| 運営会社 | Google LLC(日本窓口:グーグル合同会社) |
| URL | https://drive.google.com |
| 問合せ電話番号 | 電話窓口は用意されていません |
| セキュリティ | AES-256で暗号化 |
| サポート体制 | メール / チャット / 電話(管理者のみ) |
| 操作ログ / 監査機能 | 基本的な操作ログは取得可能・漏えい調査ではログが不足 |
| 初期費用 | なし |
| 対応システム | Windows / Mac / モバイル / Web |
| 課金体制 | 契約容量で課金 |
メリット
- 共有と共同編集がしやすい
- 現場がすぐ使いこなせる
- Google Workspace の契約内で利用できるため追加コストが小さい
- ファイル内容を含むキーワード検索が強い(Google検索技術)
デメリット
- 共有が“開きやすく”、情報漏えいリスクが起きやすい
- 権限管理が細かく設定しにくい
- 操作ログの監査証跡が弱い
- 外部共有が監査部門に嫌われやすい
Dropbox Business

Dropbox Business は、シンプルな操作性と高速な同期が特長のクラウドストレージです。
社内外とのファイル共有をスムーズにし、デザイン・制作・開発など現場での利用に向いています。
| 運営会社 | Dropbox社 |
| URL | https://www.dropbox.com/ |
| 問合せ電話番号 | 電話窓口は用意されていません |
| セキュリティ | AES-256で暗号化 |
| サポート体制 | メール / チャット / 電話(プランにより) |
| 操作ログ / 監査機能 | 基本的な操作ログは取得可能・漏えい調査ではログが不足 |
| 初期費用 | なし |
| 対応システム | Windows / Mac / モバイル / Web |
| 課金体制 | ユーザー数に応じた月額課金 |
メリット
- 同期速度が速い(大容量データや画像・動画に強い)
- ローカルフォルダとクラウドが自動同期
- 外部共有が簡単
デメリット
- 権限管理が細かく設定しにくい
- 共有リンクが広がりやすく、情報漏えいリスクが発生しやすい
- 操作ログは取得できるが、内部統制レベルでは不十分
- 社内規模が大きくなると、管理者の運用コストが増える
Box

Box は、企業向けのセキュリティ管理と監査機能に強みを持つクラウドストレージです。
ファイル共有だけでなく、アクセス制御・コンプライアンス・DLP(情報漏えい防止)を含む
統制環境の構築に適しています。
| 運営会社 | 株式会社Box Japan |
| URL | https://www.boxsquare.jp/box |
| 問合せ電話番号 | 電話窓口は用意されていません |
| セキュリティ | AES-256で暗号化 |
| サポート体制 | メール / チャット / 電話(プランにより) |
| 操作ログ / 監査機能 | すべての操作イベントは監査ログとして記録されます |
| 初期費用 | なし |
| 対応システム | Windows / Mac / モバイル / Web |
| 課金体制 | ユーザー数とプランに応じた月額課金 (ストレージは無制限で利用可能) |
メリット
- 高度な権限管理可能
- アクセスログ・監査ログが詳細で、証跡提出が容易
- 外部共有にも制御ルールをかけられるため、情報漏えいリスクを抑制できる
- ファイルを常に「最新版」で共有できる
- ファイル名だけでなく、ファイル内部の文字も検索可能
デメリット
- 運用設計(権限・共有ポリシー)は導入時にしっかり決める必要がある
- 高度なセキュリティ機能は一部プランまたは追加契約が必要
- 権限が細かいので「アクセスできない」問題が起きやすい
Fileforce

Fileforce は、企業のファイルサーバ運用をクラウドに置き換えることを目的とした
国内法人向けクラウドストレージです。
アクセス権限や監査ログなどの管理性が高く、情報管理レベルを維持したままクラウド移行を実現できます。
| 運営会社 | Fileforce株式会社(日本) |
| URL | https://www.fileforce.jp/ |
| 問合せ電話番号 | 03-6774-8351 |
| セキュリティ | PCI DSS(クレジットカード水準) |
| サポート体制 | 初期設定サポート/オンラインヘルプ/テクニカルサポート |
| 操作ログ / 監査機能 | 詳細ログ強い(監査対応) |
| 初期費用 | なしor導入支援時あり |
| 対応システム | Windows / Mac / iOS / Android |
| 課金体制 | ユーザー数またはストレージ容量による課金 |
メリット
- 権限管理が細かく設定できる
- 詳細な監査ログが取得できる
- 日本企業向けサポートで導入が進めやすい
デメリット
- 操作は少し「業務システム系」
- ルール設計がないと運用が崩れやすい
- 料金は他社に比べて高め
セキュアSAMBA(セキュアサンバ)

セキュアSAMBA は、従来の社内ファイルサーバの使い勝手を
そのままクラウドに置き換えることを目的としたファイル共有サービスです。
VPN不要で外部からアクセスでき、テレワーク環境や複数拠点の運用にも向いています。
| 運営会社 | 株式会社kubellストレージ |
| URL | https://info.securesamba.com/ |
| 問合せ電話番号 | 03-6260-8108 |
| セキュリティ | AES-256で暗号化 |
| サポート体制 | 電話/メール |
| 操作ログ / 監査機能 | 基本的な操作ログは取得可能・漏えい調査ではログが不足 |
| 初期費用 | なし |
| 対応システム | Windows / Mac / iOS / Android |
| 課金体制 | ストレージ容量による課金 |
メリット
- VPN不要で拠点・社外からも利用可能
- 電話サポートがあるので導入時も安心
- 現場でも使用しやすい
デメリット
- 管理・制御の粒度は TENMA / Box より弱い
- フォルダ階層が複雑になると運用負担が増加
Everidays(エブリデイズ)

Everidays は、自治体・学校・公共機関での文書共有や事務連携に特化した
国産クラウドストレージです。組織階層の管理や承認フローなど公共業務に必要な要件を標準で備えています。
| 運営会社 | 株式会社 yett |
| URL | https://everidays.com/ |
| 問合せ電話番号 | 050-5526-8038 |
| セキュリティ | AES-256で暗号化 |
| サポート体制 | 電話/メール |
| 操作ログ / 監査機能 | 操作ログ・アクセス履歴あり |
| 初期費用 | なし |
| 対応システム | Windows / Mac / iOS / Android |
| 課金体制 | ストレージ容量による課金 |
メリット
- 階層構造管理がしやすい
- 国内サポートでオンライン相談なども可能
- LGWAN対応がある
デメリット
- UIは業務システム寄りで少し硬い
- 大容量データや制作系用途には不向き
使えるファイル箱

使えるファイル箱は、シンプルな操作性と導入しやすい価格帯が特徴の中小企業向け国産クラウドストレージです。
スモールスタートで始められまずは「安全に共有したい」企業に向いています。
| 運営会社 | 使えるねっと株式会社 |
| URL | https://www.tsukaeru.net/ |
| 問合せ電話番号 | 0120-961-166 |
| セキュリティ | AES-256で暗号化 |
| サポート体制 | 電話サポート |
| 操作ログ / 監査機能 | 各ユーザーの削除履歴、アップロード履歴、ログイン履歴 |
| 初期費用 | なし |
| 対応システム | Windows / Mac / iOS / Android |
| 課金体制 | ストレージ容量/プランによる課金 |
メリット
- 操作が簡単で教育負担が少ない
- 国内サポート対応
デメリット
- 権限管理やログ追跡は最低限
- 情報管理が複雑になると移行が必要
SHARERN(シェアレン)

SHARERN は、医療・介護・福祉・行政文書の共有に特化した個人情報取扱い前提のクラウドストレージです。
閲覧履歴や操作ログを保持できコンプライアンス要求が高い現場に適しています。
| 運営会社 | 株式会社日本ワムネット |
| URL | https://www.gigaccsecure.jp/function/sharern/ |
| 問合せ電話番号 | 03-5461-0777 |
| セキュリティ | AESにより暗号化 |
| サポート体制 | 電話サポート |
| 操作ログ / 監査機能 | 閲覧・参照記録が詳細 |
| 初期費用 | 必要 |
| 対応システム | Windows / Mac / iOS / Android |
| 課金体制 | ストレージ容量・プランによる課金 |
メリット
- 「誰がいつ見たか」が記録できる
- 操作性が扱いやすい
デメリット
- 制作/大容量ファイル運用は不得意
- Box / TENMA ほどの監査深度はない
Wasabi

Wasabi は、低コストで大容量データを保管できるクラウドストレージです。
AWS S3 と互換性があるため、既存システムやバックアップ製品と簡単に連携でき
企業のデータ保管コストを抑えながら、長期保管・バックアップに適した環境を構築できます。
| 運営会社 | Wasabi Technologies, Inc.(米国) |
| URL | https://wasabi.com/ |
| 問合せ電話番号 | なし |
| セキュリティ | AES-256で暗号化 |
| サポート体制 | メール中心 + パートナー利用が一般的 |
| 操作ログ / 監査機能 | 操作ログは外部管理 |
| 初期費用 | 必要 |
| 対応システム | API / S3互換 → クライアントは別途 |
| 課金体制 | ストレージ容量・従量課金制 |
メリット
- 映像、監視カメラ、医療、バックアップ、ログ保管など「容量が増え続ける運用」に強い
- AWS S3互換 API のため、既存バックアップソフトやNASと連携しやすい
デメリット
- ただのストレージ(保管庫)なので、ファイル共有機能は持たない
- 操作ログや監査機能は Wasabi 単独では提供されない
クラウドストレージを選ぶポイント

クラウドストレージは、どれを選んでも同じように見えるかもしれません。
しかし、実際にはサービスごとに得意分野や運用体制が大きく異なります。
料金の安さだけで判断してしまうと、後から
「想定外のコストが発生した」「必要な機能が足りなかった」といったトラブルにつながることもあります。
そのため、重要視する観点から総合的に比較・検討することが大切です。
サポート体制
万が一のトラブル時に迅速なサポートが受けられるかどうかは、非常に重要なポイントです。
チャット・電話・メールなどの対応手段や、日本語でのサポート有無、対応時間などをあらかじめ確認しておきましょう。
現地で対応してくれる業者があれば、より安心した運用ができます。
料金・コストパフォーマンス
クラウドの料金体系は業者によって大きく異なります。
初期費用が無料でもデータ容量や利用時間によってランニングコストが高額になるケースもあります。
「導入時の費用」だけでなく「運用を続けたときの総コスト」を把握することがポイントです。
セキュリティと信頼性
データが国内にあるのか、海外にあるのかによって、法規制や情報保護の基準が変わることがあります。
特に個人情報や機密情報を扱う場合は、保管先や準拠法の確認が必須です。
安心して利用するためには、信頼できるデータセンターの運用基盤を持つ業者を選ぶと安心です。
このように、クラウド業者の選定は「料金の安さ」だけでなく
安全性・運用性・将来性など多面的な視点が必要です。
自社の規模や運用体制に合わせて、最適なサービスを見極めることが成功のポイントといえます。
まとめ
クラウドを選ぶには自社の目的に合ったクラウドを選ぶことが最も重要です。
目的が「システム基盤での運用」「ファイル共有での運用」か
重要視するポイントが「価格」「セキュリティ」「サポート体制」「運用のしやすさ」などによって
選ぶクラウドサービスも大きく異なります。
目的を明確にすることで、自社にあったクラウドサービスを探すことができ、結果的にコストと運用負荷を
大幅に削減することが可能です。
リプラスのWin-Get! CLOUD TENMAは無料トライアルを実施しております。
導入前に、自社の運用に合うかを試してみてください。
これにより、導入後の「想定外のコストが発生した」「必要な機能が足りなかった」といった
トラブルを回避することができます。
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また、サポート体制も非常に重要です。
“導入後にどれだけ支えてくれるか”を基準に業者を比較することは、安心・安全で安定した運用ができる大きなポイントです。
リプラスでは無料トライアルでも現地へ行き、お客様の環境に応じたサポートを実施しております。もちろん、リモートや電話でのサポートも可能です。
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